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2021年3月26日公開のプロデューサーレターVol.39にて、召喚(ガチャ)の開催頻度や内容の見直しを行っていくとの言及があった。
プロデューサーレターの公開に先立って、4月6日以降の魔精召喚からSSRオーブのピックアップ提供割合が変更される旨も告知されている。
今後どのように提供割合が変更されるかはわからないが、一度変更されたゲームシステムの仕様を後から振り返るのは意外と難しい。
そこで2021年3~9月現在*1の『メギド72』の召喚について、筆者が調べた範囲でまとめてみた。文字数が多いので少なくとも2回に分けて記事にする予定。
見落としや抜けがある可能性も高いが、素人が調べた概略という事でご容赦願いたい。
記事の更新履歴
■2023年8月28日:記事のレイアウトを一部変更。
前提
2021年9月現在『メギド72』に「有償魔宝石限定の優遇措置(割引や〇〇確定ガチャなど)」は存在しない。魔宝石は有償・無償の区別なく全ての召喚(ガチャ)で使用する事ができる。
魔宝石や無料召喚チケットを消費する召喚
※召喚の全体提供割合・個別提供割合は開催ごとに変更される可能性があります。
詳しくはゲーム内の「召喚詳細」や「提供割合」をご確認下さい。
①激★魔宴(サバト)召喚
提供割合
- メギド:10%
- 初登場恒常ピックアップ :1.2%
- 恒常ピックアップ :0.6%
- 初登場テルミナスPU :0.7%
- テルミナスピックアップ:0.35%
- オーブ:90%
- SSR:1.5%(ピックアップ:0.3%)
- SR :23%
- R :65.49%
独自の仕様
これらの独自仕様による内部カウントは次回以降のサバト召喚には持ち越されない。
- 魔宝石を使った召喚で10回連続してメギドが出なかった場合、魔宝石を使った11回目の召喚以降はメギドの全体提供割合が上昇する。
具体的な上昇値は非公開となっている。
召喚チケットや無料召喚権の利用による結果はカウントされない。
魔法石/召喚チケット/無料召喚権の利用を問わず、メギドが排出された時点でメギドの全体提供割合は通常に戻る。 - 魔宝石を使った召喚で29回連続してメギドが出なかった場合、魔宝石を使った30回目の召喚でメギドが確定排出される。
ある種の天井だがピックアップ確定ではないため注意。
1つ目の仕様と同様に召喚チケットや無料召喚による結果はカウントされない。
魔法石/召喚チケット/無料召喚権の利用を問わず、メギドが排出された時点でカウントはリセットされる。
詳細
メギドの全体提供割合が10%(通常5%)になる召喚。
初登場(新規実装)の恒常メギド*2またはテルミナスメギド*31~3体と、初登場または既存のSSRオーブ1種および既存のテルミナスメギド1~3体がピックアップ(個別提供割合上昇)される。
魔宝石を使用する召喚の中では唯一テルミナスメギドが排出される召喚のひとつ。(※2021年4月23日追記:テルミナスメギドであるネフィリムがピックアップ対象となる魔吊召喚の開催が発表された)
ピックアップ対象は「初登場の恒常メギドかテルミナスメギド1体+既存のテルミナスメギド1~3体+初登場か既存のSSRオーブ1種」の組み合わせが一般的。初登場のメギドが2体ピックアップされたり既存の恒常メギド1体が同時にピックアップされる(下画像参照)場合もある。
恒常かテルミナスかに関わらず、既存メギドがピックアップされる場合の個別提供割合は初登場メギドの半分の値(初登場恒常1.2%に対して既存恒常は0.6%、初登場テルミナス0.7%に対して既存テルミナスは0.35%)に設定される。
前述したサバト独自の仕様も相まって、手持ちのメギドが少ないうちは迷わずサバトを引く事が推奨される。
各月の最終日~翌月の数日間に渡って開催される事が多いが、これに当てはまらないスケジュールで開催された例もある*4。
激★魔宴召喚の変遷
近年はメギドの日(7月2日*5)や周年記念日(12月7日)に近い時期での開催スケジュールが変則的になる傾向*6があり、例えば2020年には「テルミナスメギドが4体同時にピックアップ」されたサバトが約半年に1回のペース*7で計2回開催された。
非常に珍しい例として、既存の恒常メギドが8体同時にピックアップされる代わりに1体あたりの個別提供割合が低く設定された2019年4月の『激★魔宴召喚 CM記念!特別ラインナップ』がある。
CM放映記念の特別仕様と思われるため、同じ形式のサバトが今後も開催されるかは未知数。
2022年4月頃の開催事情
2021年末~2022年4月現在では以前よりも頻繁に開催されるようになってきている。
月末に新規実装メギドのサバトが開催される事は従前と変わらないが、それに加えて特定のテーマに沿ったメギド*8がピックアップされるサバトが月中に1~2回開催される事が増えてきた。
②響★魔吊/激★魔吊(まつり)召喚
提供割合
- メギド:5%
- 恒常ピックアップ :2%
- テルミナスピックアップ:1.5%
- オーブ:95%
- SSR:1.5%(ピックアップ:0.3%)
- SR :23%
- R :70.49%
詳細
特定の既存の恒常メギドが日替わりで単独ピックアップされる召喚。
ピックアップされた恒常メギドの個別提供割合は2%(テルミナスなら1.5%)。
2021年3月までの全ての開催分において初登場(新規実装)の恒常メギドが魔吊召喚のピックアップ対象となったケースは存在しない。
「個別提供割合2%(テルミナス1.5%)」は全ての魔宝石を使用する召喚の個別提供割合の中で最も高い値(2021年6月現在)であり、特定のメギドをどうしても一点狙いしたい場合に向いている。
不定期開催が多かったが2020年12月末から8月末までにかけてはサバト召喚が始まるまでの数日間に渡って開催され、魔吊→サバト→アニマでひと続きの開催スケジュールとなっていた。
2021年の定期開催は8月末でいったん終了となる事がプロデューサーレター vol.48で触れられている。
長らくテルミナスメギドがピックアップ対象となる事はなかったが、2021年4月29日に史上初めてテルミナスメギドであるネフィリムがピックアップ対象となる「激★魔吊召喚」が開催された(下画像参照)。ピックアップされたテルミナスメギドの個別提供割合は1.5%。
恒常メギドピックアップの響★魔吊召喚が数日続いた後に開催され、激★魔吊召喚の終了日にサバト召喚が始まるのが通例(2021年6月現在)。
響★魔吊召喚の定期開催が終わった2021年9月もその点は変わっていない。2021年5月末~7月頭はメギドの日周辺だったためか「5月末サバト→PU2回→アニマ→PU→響★魔吊→激★魔吊→響★魔吊→7月頭サバト(→テルミナス+恒常PUサバト)」の順で開催された。
魔吊召喚の変遷
初回と2回目の響★魔吊召喚はメギドの全体提供割合が4%(個別提供割合は2%で変化なし)、なおかつSSRオーブが排出されない仕様だった*9。
3回目の『響★魔吊召喚 友情&親愛溶かして固めてギブトゥユー』以降から、「メギド全体提供割合5%・ピックアップメギド個別提供割合2%・SSRオーブ全体提供割合1.5%」という、2021年3月現在と同様の仕様に変更された。
また特殊なケースとして、史上2回目の開催だった魔吊召喚『響★魔吊召喚 宵より来たりしクセモノ・ジョーカー!』の最終日に「メギド全体提供割合4%・メギドのピックアップなし・ピックアップされたSSRオーブが排出される(全体提供割合3%・ピックアップ提供割合1%)」という、魔吊召喚でのSSRオーブの全体提供割合が0%だった当時としては特別仕様の魔吊召喚が開催された。
同様の仕様の魔吊召喚は2021年3月現在、再開催されていない。
③晶★魔精(アニマ)召喚
提供割合
- メギド:5%
- ピックアップなし
- オーブ:95%
- SSR:3%(ピックアップ:0.5%)
- SR:23%
- R:68.99%
独自の仕様
サバト召喚の独自仕様と同様、この内部カウントが次回以降のアニマ召喚に持ち越される事はない。
- 魔宝石を使った召喚で71回連続してSSRオーブが出なかった場合、魔宝石を使った72回目の召喚でSSRオーブが確定排出される。こ
サバトの独自仕様と同じくピックアップ確定ではないため注意。
召喚チケットや無料召喚による結果はカウントされない。
また魔法石・召喚チケット・無料召喚を問わず、SSRオーブが排出された時点でカウントはリセットされる。
詳細
既存のSSRオーブの全体提供割合が通常の2倍(3%)になる召喚。
特定のSSRオーブが複数ピックアップされる。
メギドは恒常メギドが5%で排出されるが、ピックアップは無し。
2021年10月までの全ての開催分において初登場のSSRオーブがアニマ召喚のピックアップ対象となったケースは存在しない。
ピックアップSSRオーブの個別提供割合は、2021年4月6日の開催分以降「0.3%」から「0.5%」に変更された(SSRオーブの全体提供割合は3.00%から変化なし)。
メギドの戦力が十分に整い、強力なSSRオーブが欲しくなってきた中~上級者向き。
魔吊同様に不定期開催が多かったが2021年1月からはサバト召喚が終了した日から数日間に渡って開催され、魔吊→サバト→アニマでひと続きの開催スケジュールとなっていた(2021年5月まで)。
2021年6月はサバトの間に通常ピックアップと月中実装を挟んで開催されたが、同年4月にオーブキャスト機能が実装された影響もあってかこれ以降は定期開催されていない(2021年9月現在)。
晶★魔精召喚の変遷
事実上の初開催だった2019年10月の『戦々恐々!協奏支援と注目オーブ』の時点では「激★魔宴(サバト)」や「響★魔吊(まつり)」のような特徴的な名前がついていなかったが、2回目の開催となる2019年12月の『晶★魔精召喚 叩いて!追加で!大回復!選抜オーブ3種盛り』からタイトルに「晶★魔精(アニマ)」が冠されるようになった。
『戦々恐々~』は「激★魔精」こそ冠されていなかったものの「メギド全体提供割合5%・メギドのピックアップなし・SSRオーブ全体提供割合3%」という提供割合や、後述する「72回目SSR確定」などの独自仕様の存在など、2021年4月現在の魔精召喚とほとんど変わらない内容だった。
ただし開催日に初登場したSSRオーブ「ストル」のみ、ピックアップ排出率が0.5%(ストル以外のピックアップSSRは当時の前例通り0.17%)となっていた。
④ピックアップ召喚
提供割合(ピックアップ召喚)
- メギド:5%
- 初登場恒常ピックアップ:1.2%
- 恒常ピックアップ :0.6%
- オーブ:95%
- SSR:1.5%(ピックアップ:0.3%)
- SR:23%
- R:70.49%
詳細
特定の恒常メギド1~5体とSSRオーブ1~2種*10がピックアップされる召喚。開催時期から取って「月中」「月間」「月ガチャ」などと呼ばれる事もある。
一度にピックアップされる恒常メギドとSSRオーブの数は、開催キャンペーンごとに異なっている。
『メギド72』において全ての個別提供割合が平坦な「通常の召喚(ガチャ)」は後述のおまけつき召喚以外に存在しない。そのため単に「通常の召喚」と言った場合はピックアップ召喚の事を指している場合が多い。
ピックアップ対象となるメギドは、大きく分けて新規実装の向上メギドと、特定のテーマに沿った恒常メギドの2パターンに分けられる。
後者の「特定テーマ」は、具体的に「直近のイベントに登場する/した」「リジェネが登場したメギドのリジェネ前」「衣装付き魔宝石が販売される」「特定の大幻獣や超幻獣に向いている」「直近で実装されたメギドと好相性」「職業・性格・見た目等に共通点がある/ありそう」等。
ピックアップ召喚に限った事ではないが各召喚にはしばしばユニークなキャンペーンタイトルがつけられている場合があり、一部はSNSでトンチキピックアップと呼ばれて親しまれたり首をかしげられたりしている。
⑤おまけつき召喚
提供割合
- メギド:5%
- ピックアップなし
- オーブ排出率:95%
- SSR:1.0%(ピックアップ:なし)
- SR:23%
- R:70.99%(最後に開催された2019年7月の仕様に基づく)
詳細
各スタイルごとに3種類あり、10連召喚を実行する事で選んだスタイルの「エンブリオ若」1個がおまけとして入手できる召喚。単発で引く事も可能だが、その場合おまけは手に入らない。
メギドとオーブのピックアップが一切なく、全ての個別提供割合が平坦という『メギド72』の召喚としては他に類を見ない仕様となっている。
10連を引ける回数には上限が設けられており、各エンブリオごとに3回まで。
3回引いたスタイルの10連は召喚タブから消滅し、それ以上引く事ができなくなる。
この召喚のみ2019年7月の開催を最後に実施されていない。
開催当時に比べるとエンブリオ若の入手手段が増えてきた事もあり、今後まったく同じ仕様の召喚が開催される可能性は低いのではないかと推測される。
備考・呼応召喚
魔宝石を使った召喚1回ごとにカウントが1進み、200回分溜まると呼応召喚の対象となっているメギドやSSRオーブから任意のものを選んで入手できるシステム。いわゆる「天井」である。
2020年4月25日のピックアップ召喚『凛と優雅に鮮烈に!頼れるオトメの可憐技』から実施されるようになった。
200回を現金換算すると約60000円分だが『メギド72』では課金通貨(魔宝石)に「有償/無償」の区別がないので、無償分の魔宝石だけで呼応召喚を行う事も可能*11。
召喚チケットを使用した召喚や1日1回無料召喚(モラクス召喚)、120時間に1回無料召喚は呼応召喚にカウントされない。
2021年12月の仕様変更
基本的に各召喚ごとにピックアップされたメギドとSSRオーブだけが呼応召喚の対象となっていたが、2021年12月に仕様の変更が発表された。
2021年12月下旬(定期アップデート後?)以降に開催される「テルミナスメギドが含まれる(排出される)召喚」においてはピックアップメギド・オーブに加えて「提供割合に含まれる全てのテルミナスメギド」が呼応召喚の対象となり、「その他の(テルミナスメギドが含まれない)召喚」においてはピックアップメギド・オーブに加えて「提供割合に含まれる全てのSSRオーブ」が呼応召喚の対象となるとのこと。
仕様改修前には2020年メギドの日および周年記念周辺のサバト召喚*12において全てのテルミナスメギドとSSRオーブが呼応召喚の対象となった例があった。
2021年メギドの日と4周年記念日周辺のサバト召喚でも同様の仕様で開催された。
カウントが200回に到達する*13と呼応召喚を利用するまではカウントが停止する。
カウントはひとつの召喚(キャンペーン期間)が終了するとリセットされ、他の召喚に持ち越すことはできない。200回に届かなかったり、あるいは届いても呼応召喚を利用しなかった場合は召喚キャンペーン終了後に溜まっていた分のカウントと同数のソピアが手に入る*14。
記事更新履歴
■2021年4月23日
サバト召喚および魔吊召喚の記述を一部変更・追記。
■2021年5月7日
テルミナスメギドが対象となる魔吊召喚(激★魔吊召喚)について追記。
■2021年6月25日
ピックアップ召喚(月中)について追記。
■2021年6月29日
サバト召喚および魔吊召喚の記述を一部順序変更・追記。
■2021年6月30日
②の記事から「呼応召喚」の項目を移動。
■2021年9月1日
サバト召喚の表現および記述の順序を一部変更。テルミナスメギドの注釈と、恒常と既存の個別提供割合について追記。
■2021年10月18日
「前提」の項目を追加。サバト召喚の表現を一部変更。響★魔吊召喚・アニマ召喚の初期開催について追記。
■2021年12月14日
呼応召喚の仕様変更予定について追記。
■2022年4月19日
サバト召喚の開催スケジュールについて追記。
■2022年5月8日
記事のレイアウトを変更。
■2023年8月22日
記事のレイアウトを再度変更。
シリーズ記事
専用のチケットを消費する召喚や無料召喚について。
nanaki-nanashino.hatenablog.com
チュートリアル召喚やメギド確定召喚について。
nanaki-nanashino.hatenablog.com
*1:2021年9月以後の仕様についても追記する可能性あり
*2:通常の召喚から排出されるメギド
*3:特定の召喚からのみ排出されるメギド。他ゲームにおける「フェス限」に近いが公式に「サバト限定メギド」と断言された事はない。事実コレクトチケット召喚の排出対象となったり、2021年にはテルミナスメギドが対象となる魔吊召喚が開催されている
*4:2019年の2月と3月は月中に開催され、3月はさらに月末にも別のサバトが開催された
*5:事実上のハーフアニバーサリー
*6:2020年には6月末~7月頭に2つ、11月末~12月には3つのサバトが連続して開催
*7:メギドの日・3周年周辺
*8:衣装が実装された・直近の復刻イベントにする登場・テルミナスメギドなど
*9:SNS上の書き込みによれば当時のこの仕様はだいぶ不評であったらしい
*10:最初期にはメギドが一度に6体ピックアップされたりSRオーブがピックアップ対象になった事もあった
*11:イベントやログインボーナスで手に入る無償魔法石は1ヶ月で2590+α程度よって200回分全てを無償魔法石で貯めようとすると1年かかる計算になる。メギドの日や周年記念の配布を含めればもう少し早く貯まる
*12:2020年6月29日『激★魔宴召喚 宴の前に!騒いで奏でて血染めの定期健診』および、2020年12月7日『激★巫女召喚 火花を戦火に 静かなる情熱のスナイパー』
*13:ゲーム上の表示では「あと200回」の状態から数字が減っていく
*14:カウントを200回分溜めて呼応召喚を利用しなかった場合はソピア200個を入手可能