『メギド72』のオープンβ版時代のキャラクター図鑑に記載されていたテキストや、当時のスキル・奥義名などを発見できた範囲でまとめました。
データの出典はβ版の内容*1と共に後述しています。
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シート更新履歴
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■2021年1月24日
新たに「スキル」と「台詞集」のタブを追加しました。
■2021年2月15日
「メギド」タブの項目「現行版との差異」 に多数追記しました。
■2021年2月21日
「クラス」タブに「技の傾向」の項目を追加、および「属性相性」のリストを作成しました。
「台詞集」タブの「ロード中コメント」に、アモンとフラウロスの台詞を追加しました。
「メギド」タブの「現行版との差異」に追記・修正しました（パイモンの差異、アモンとマルコシアスの加入について等）。
■2021年5月29日
「スキル」タブの空き欄に図鑑解説文を記載しました。また、戦闘中に簡易に確認できる短文バージョンでの解説を複数追記しました。ブネのスキル2はチュートリアル画面に写っていたスクリーンショットからの推測となっています。
「台詞集」タブの「召喚キャッチフレーズ」にアモン、「ロード中コメント」にバティンの台詞をそれぞれ追加しました。
「メギド」タブの「現行版との差異」に追記しました。
■2022年2月12日
「台詞集」タブの内容を「台詞集」タブと「紹介文」タブの2つに振り分けました。
「オーブ」タブと「tips」タブを追加しました。
β版メギドデータ
キャラクター図鑑・解説文
各メギドの性能を概説したテキストです。
β版の「図鑑」機能から確認することができた模様です。
現行版でもプロフィール画面から簡単な性能紹介を読む事ができますが、それに相当するものと思われます。現行版を彷彿とさせる性能のメギドもいれば、まったく異なる性能だったメギドもいます。
階級
β版にのみ存在した謎のパラメータです。
解説文と同じく、β版の「図鑑」機能から確認することができた模様です。
元ネタとなったソロモン72柱の階級（外部サイト「LEMEGETON, Part 1: Goetia※英語サイト」などを参照）に即しているようですが、ゲーム上いかなる意味を持っていたのか今となっては定かではありません。
有志wikiの用語・設定考察（※閲覧時ネタバレ注意）にも記載されているように、現行版の「不死者」は全員β版での階級が「王」でした*2が、関連性は不明です。
クラス
β版ではクラスが6種類ある代わりにスタイルが存在していません。
前列のクラスが「ファイター/スレイヤー/ディフェンダー」、後列のクラスが「スナイパー/パニッシャー/サポーター」です。
色は属性（赤→火、緑→風）を表わしています。
【上記画像：資料番号④より】
現行版と異なり、どのクラスのメギドも通常攻撃では前列の敵を優先して攻撃していたようです。代わりにスキル*3や奥義によって後列を優先して攻撃したり、範囲（列）攻撃*4を繰り出すことができました。
どうやら敵味方共にスキルや奥義で「前列と後列のどちらを優先して攻撃できるか」「列攻撃ができるか」「防御（挑発）または回復ができるかどうか」によってクラス分けがされていたようです（下記リストおよび画像参照）。
| クラス名 | 立ち位置 | 技の対象 | 範囲 |
| ファイター | 前列 | 前列 | 単体 |
| スレイヤー | 前列 | 前列 | 一列 |
| ディフェンダー | 前列 | （盾役） | |
| スナイパー | 後列 | 後列 | 単体 |
| パニッシャー | 後列 | 後列 | 一列 |
| サポーター | 後列 | （回復・補助） | |
ロード中の場面で確認できたTips「クラスの説明」では「ファイターは正面の敵へのダメージが増加するぞ！」「ディフェンダーは狙われやすくスレイヤーは狙われにくいぞ！」とあり、スキル/奥義での攻撃範囲以外にもクラスごとに細かな性能の違いが存在していた事が伺えます。
右側の青いプラントは「水属性・スナイパー」です。
◆右：スナイパーである青プラントのスキルによって、後列にいるシャックスがダメージを受けています。前列にはガープが生存しており、現行版のシステムであれば「かばう」なしでもガープがダメージを受けるはずの場面です。
【上記画像・資料番号①より。※音声注意】
さらにβ版では戦闘中*5にメギドの隊列（前後）を移動させる事ができました。
メギドの立ち位置を変更しても、攻撃できる範囲（敵の立ち位置）はあくまでクラスに依存していたものと思われます（例：ファイターやスレイヤーは後列に立っても敵前列しか攻撃できない）。
またクラスと直接の関係はありませんが、確認できたTipsに「体力の減ったキャラクターは後列に下げるとより安全だ！」や「敵から横に離れるほど狙われにくくなるぞ！」とあることから、「前後・横列の立ち位置」が敵からの狙われやすさ（ヘイト）に関わる要素として存在していたようです。
さらに「タイプ（＝攻撃手段？）」が「物理」か「遠隔」かという違いもあり、遠隔であれば前列を無視して後列を攻撃する事ができたようです。
タイプはおそらくクラスと対応していた*6ものと推測していますが、2022年2月12日現在確認できるのがβ版ガープ（ディフェンダー）の画像にある「タイプ/物理」の表記だけなので、実際はどうだったのか定かではありません。
属性
スマホゲームではお馴染みの属性相性です。
β版メギド72の場合は「火/水/雷/風/地/氷」の6種類に分かれていました。
相性は「火→氷→風→地→雷→水→火」で1サイクルになっており、有利属性が不利属性に攻撃すると1.2倍、不利属性が有利属性に攻撃すると0.8倍のダメージ補正がかかっていたようです。
実は現行版でも隠しパラメータとして設定されており、メギドのプロフィールから見られるイラストの中に各属性に応じた色の装飾が見られます。
現行版では属性相性に応じた有利不利こそ発生しませんが、戦闘に関わる要素としてサキュバス（ラッシュ）の相性占いの判定に利用されています。
他にも育成時に求められる贈り物の傾向が属性に準じていたり*7、ログイン時に見られる特定のメギドの台詞に属性の話題が出てくる事があるようです。
◆右：左画像とは逆に、雷属性のシャックスが不利となる地属性の敵に攻撃を仕掛けた場合。
【上記画像・資料番号②より。※音声注意】
現行版メギドとの差異
筆者が気づいた範囲内でβ版と現行版とのメギドの差異（主にイラスト）について補足した項目です。
β版のイラストではおおまかに以下のような現行版との違いが見られます。
- 顔・表情、髪型・髪色、体型の違い
現行版とは別人に見えるメギドもいれば、わずかに印象が違って見える程度のメギドもいます。体つきがふっくらしたアスタロト、眼鏡をかけたダンタリオン、表情の違うシャックス、若く見えるアンドレアルフスなど。
髪の色についてはカラーのスクリーンショットが貴重*8なため、確認できていない事例が他にもある可能性が高いです。
【アンドレアルフス、シャックスの画像・資料番号①より。※音声注意】
- 服のデザイン・色、持ち物の違い
原稿版と服のデザインや持ち物が違っているメギドもいます。
服の色については、髪の色と同様の事情により確認できていない事例が存在する可能性が高いです。
【資料番号③より。※音声注意】
- メギド体のデザイン・色の違い
メギド体のデザインや、カラーリングが異なるメギドも少数ながら確認されています。
そもそもカラーのメギド体画像が少ないため、現行版との差異がどの程度あるかは不明ですが、オロバスは明らかに現行版とカラーリングが異なっています。
他の例としてブネの場合は服の色味に合わせるようにメギド体の色味も変わっているようなので、同様の事例が他にもある可能性が高いです。
【資料番号③より。※音声注意】
β版スキルデータ
スキル
β版のスキルは1名のメギドにつき3種類あり、「オートで繰り出される通常攻撃の代わりに、時々ランダムで使用される」システムでした。
現行版と同様に進化して☆の数が増えるごとに新しいスキルが開放されていたものと推察しています。
それぞれスキル1は☆2、スキル2は☆3、スキル3は☆4で習得していたようです。
スキル2は名称から察するに現行版の「特性」に近いものと見られます。
専用のアイテム*9を集めて消費する事でスキルのレベルを上げる事ができ、スキル1（☆2で習得）なら最大レベルは40まであるなど、現行版よりも育成要素が強いシステムだったようです。
奥義
β版の奥義は、敵味方の攻撃が終わったターン終了時に溜まる「フォトンゲージ」を一定量（2～5）消費して使用するシステムでした。
スキルの使用は攻撃開始後ランダムに行われますが、奥義はターン開始時にプレイヤーの操作によってのみ使用する事ができたようです。
さらにゲージさえ足りていれば一度に複数人のメギドの奥義を使うこともでき、どのタイミングで誰の奥義を使うかが戦闘のポイントだったようです。
フォトンゲージは現行版の覚醒ゲージと異なり、ステージ道中のシンボル戦（ザコ戦）で溜めた分を次の戦闘に持ち越す事ができたようで、あえてザコ敵とエンカウントする事でフォトンゲージを溜めた状態でボス戦に突入する戦術が取れたものと思われます。
β版台詞データ
メギド自身が語っている形式のテキストは「台詞集」タブに、キャッチフレーズ的なテキストは「紹介文」タブに振り分けています。
ロード中コメント
ローディング画面でメギドの☆4イラストと共に表示されるテキストです。
現行版にも存在するテキストですが、β版と現行版で性能が異なるメギドの場合は内容が大きく異なっています。
アミーとマルバスのテキストも発見されていますが、現行版と同じ内容だったため省略しました。
β版の能力に則したテキストになっています。
【上記画像・資料番号②より。※音声注意】
アジト台詞
アジトに配置されたメギドから聞けるセリフ（メッセージ）です。
一般的なセリフは現行版と変わっていない模様だったため省略しました。
シートに記載したのは、現行版に存在しない「デイリーミッションの達成報告ができる時」および「120時間に1回の無料召喚ができる時」に確認できるセリフです。
これらのセリフは発見数が少ないため、デイリーミッションはパイモン、無料召喚はウァプラのセリフのみ記載しています。
ガープの「探索完了時」のセリフは現行版でも採用されていたものの、いつぞやのアップデート*10で差し替えられたセリフと同じものです。
召喚時の紹介コメント
新しいメギドを召喚した際に表示される、性能とキャラクター性を端的に表現したキャッチフレーズ風のテキストです。
現行版にも存在していますが、β版ではメギドの性能が異なっていたため違った味わいのテキストとなっています。
召喚時に流れるボイス付きのセリフ（β版ではテキスト付き）に変化はありません。
【β版ウァプラ画像・資料番号②より。※音声注意】
召喚ピックアップバナー
β版で開催されていた召喚キャンペーンのバナーに表示されていたメギドの性能紹介文です。
期間中に何度かピックアップメギドの入れ替えが行われていたらしく、期間によって異なるメギドがバナーイラストになっています。
β版tipsデータ
β版の「通信中（ローディング）」画面において表示されるtipsをテキストに書き起こしたものです。
当記事におけるβ版戦闘システムやオーブの解説はこのtipsを参考に執筆している部分が多いです。
β版オーブデータ
オーブのタイプ
β版のオーブには「特性」と「技」がない代わりに「アタック」か「アシスト」のいずれかの「タイプ」に分かれています。
◆右：☆4オーブ「ウィークネス」
【上記画像：資料番号④より】
「アタック」オーブは戦闘開始時の「ファストアタック」で敵味方全員の行動前に自動で使用されたようです。これによって開幕でいきなり敵にダメージや地形効果、状態異常などを与えることができたものと思われます。
「アシスト」オーブは上述のファストアタックでは使用されない代わりに、戦闘中常にオーブの効果（パラメータ上昇、状態異常耐性など）が発揮されていたようです。
☆（レア度）
オーブごとに決まっているレア度です。
現行版の「ランク」と同じく☆の数で表されています。
レア度に応じて後述の「上限レベル」に違いがあったものと思われます。
上限レベルと限界突破
β版のオーブにもレベルが存在します。
現行版の場合、オーブのレベル上限は「レア度に応じて9～11」ですが、β版だと確認できた範囲内では「レア度に応じて25～35」が上限だったようです。
オーブのレベルは異なるオーブや霊石を合成する事で上げる事ができ、同じオーブ同士を合成すると最大3回まで「限界突破」ができました。
おそらく限界突破回数に応じて上限レベルが引き上げられる仕様だったと思われます。
オーブの色
β版のオーブには、6属性に対応していると見られる色がついています。
確認されているのは「赤（火）」「青（水）」「紫（雷）」「緑（風）」「水色（氷）」と「白（無属性？）」の5種です*11。
後述しますが、メギドの属性と同じ色のオーブでなければ装備できないというわけではなかった模様です。
◆右：☆4ファイアバースト（アタック・赤）
オーブのイラストに描かれた紋様は、ある程度オーブの効果と対応しているようです。
【上記画像・資料番号②より。※音声注意】
装備条件
一部のオーブには装備条件が設定されていました。
確認されている条件は☆2ライトニングステップ（アシスト・白）の「女性/雷属性」、☆4～5オーブ各種の「レベル20」の2種類です。
「ライトニングステップ」はオーブ装備のチュートリアルにおいてシャックスに装備させる事を指定されるオーブでした。
この他にも性別や属性を指定するオーブが存在していたかどうかは不明です。
テキストの出典
「メギド」タブに記載したテキスト（性能解説）は、2019年12月2日当時Twitter上で公開されていた（筆者が撮影したものではない）ゲーム画面のスクリーンショットを参照して書き写したものです。
今回スプレッドシートを公表するにあたって元となったツイートとスクリーンショットを探しましたが、見つける事ができませんでした。
（※2021年2月15日追記）元となったツイートを発見しましたため、以下に引用します。続くスレッドに、4枚ずつ画像が掲載されています。
メギド72β版の画像､要望ありましたので､キャラクター図鑑スクショしかありませんが載せます………
— 桜城🍤不安定:低浮上:固定ﾂｲ (@ogi0646) 2018年6月10日
手に入れてたメギド少ないのでカラーは僅かしかないです申し訳ない………
祖1～4#メギド72 pic.twitter.com/C3zgG9mpdQ
「スキル」タブと「台詞集」タブに記載したテキストは、2021年1月24日現在YouTubeで公開されているオープンβ版メギドの動画、および攻略サイト上のスクリーンショットを参照して書き写したものです。下記にURLを記載しています。
ツイートして下さった@ogi0646さんや、β版メギド72の動画・スクリーンショットを上げて下さった方々に厚くお礼を申し上げます。
β版動画（YouTube）
※実況音声あり
- 資料番号①メギド72 「悪魔（メギド）が世界を救う」 #01 実況プレイ
- 資料番号②新アプリ『メギド72』β版！やってみた！
- 資料番号③メギド72『β版』#03『15連ガチャ回しました！』
- メギド72#02『6ｰ4のboss戦！』
※実況音声なし
Beta Test | Megido 72《メギド72》18 ~ 25 /8/2016（2022.02.11 非公開化を確認）
β版攻略サイト
- 資料番号④メギド７２【攻略】: ストーリーで入手できるおすすめキャラクターと育て方 | Appliv Games
- 資料番号⑤世界救済RPG『メギド72』をOBTで先行プレイ【ゲームプレビュー】 | Appliv Games
関連記事リンク
Googleスプレッドシートで作成したデータ集と解説記事へのリンクです。
nanaki-nanashino.hatenablog.com
*1:現在も残っているWeb上の記事や動画から推測した憶測による記述を含みます
*2:階級は「王」だったが現行版の「不死者」ではないメギドはプルソンとヴィネ
*3:通常攻撃の代わりにランダムで発動
*4:全体攻撃は存在するか不明
*5:各ターン頭の行動開始前
*6:ファイター/スレイヤー/ディフェンダーが物理、スナイパー/パニッシャー/サポーターが遠隔
*7:火属性であれば「火の祈り」「爆炎のクレイモア」、水属性であれば「水の祈り」「激流のクレイモア」など
*8:不所持メギドの姿も確認はできるが、暗い影がかかる
*9:○（属性名）のマナ（火のマナ、水のマナ等）
*10:2019年の台詞追加・変更時？
*11:未確認ですがおそらく「黄/オレンジ（地）」もあると思われます
