はてなブログ10周年特別お題「私が◯◯にハマる10の理由」参加記事。
10にまつわる4つのお題の中から好きなものを選んでブログ記事を書く企画に挑戦した。
- 『メギド72』とは
- 1.キャラのモチーフがソロモン72柱(+悪魔・堕天使)
- 2.キャラクターのデザインと性別比
- 3.クリーチャーのデザイン
- 4.グラフィック(3Dモデル)
- 5.キャラクターのレアリティ(によるステータス差)がない
- 6.ソーシャル要素がない
- 7.ユーザー有志による攻略wikiがある
- 8.BGM(ハマった理由3位)
- 9.シナリオ(ハマった理由2位)
- 10.バトルシステム(ハマった理由1位)
- あとがき
『メギド72』とは
筆者(ブログ主)が2019年にダウンロードして以来、記事執筆現在に至るまでずっとハマっているスマホゲーム。
タイトルの数字の部分*1はそのまま「ななじゅうに」と読む。
育成したキャラクターで最大5人のパーティを組んでAI操作の敵と戦うRPG。
「ドラフトフォトンシステム」と呼ばれる独自のバトルシステム(後述)が特徴。
1.キャラのモチーフがソロモン72柱(+悪魔・堕天使)
筆者は浅学な神話・幻想マニアであり「72」という数字を見ると真っ先に「ソロモン72柱(Goetiaの魔神)」を想起してしまう。
当然『メギド72』のタイトルを見た瞬間にも頭をよぎったが、期待に違わず『メギド72』はソロモン72柱(+悪魔・堕天使)が登場キャラクター(メギド)達のモチーフとなったゲームだった。
筆者がプレイ開始した時点でソロモン72柱が全て実装済みであり、以降は堕天使・異教神(キリスト教視点)などをモチーフとしたキャラクターが順次実装されている。
2.キャラクターのデザインと性別比
まったくの私見だが『メギド72』の操作キャラクターである「メギド」達のデザインはどことなく1990年~2000年代頃のゲームキャラを彷彿とさせるものがある。
個人的にどこか見慣れた安心感のある絵柄とコントラストのはっきりした配色センスが大変気に入っており、後述する「メギド体」との対比も良好である。
全キャラクターの性別比が女性6:男性4と、極端な偏りが見られない事も好ましい。
3.クリーチャーのデザイン
メギド達はそれぞれ「メギド体」と呼ばれるクリーチャー形態を持っており、これらは各メギドの元ネタとなった悪魔・堕天使の外見に関する記述を巧みに取り入れつつ、大胆なひねりも加えた秀逸な造形となっている。
神話・幻想モチーフのゲームキャラクターは「擬人化(人間形態)」か「クリーチャー形態」のどちらか片方だけが採用される場合が多いが『メギド72』では両方のデザインを楽しむ事ができ、一粒で二度おいしい。
4.グラフィック(3Dモデル)
バトル画面やホーム画面で使われるキャラの3Dモデルが高品質*2で、2Dイラストをしっかり再現している。
キャラクター間での使い回しモーションがなく一挙手一投足に各人各様の個性が出ていて見飽きない。
5.キャラクターのレアリティ(によるステータス差)がない
操作キャラをガチャで手に入れる*3ゲームでありながら、各メギドにはレアリティという名の「入手難度に応じたステータス値の明確な序列化」が存在しない*4。
「気に入ったキャラが低レアリティで将来ステータスが頭打ちになるとわかっているために育成できない」というような悲劇とは無縁である。
育成面においても同じキャラをガチャで何度も当ててレア度(=レベル・ステータス上限)を上げなければならないとか、レア度に応じた育成アイテムを集めるのが大変で1人を育成するのに数か月単位の時間がかかるという事がなく、手に入れたキャラを気軽に育てる事ができる。
6.ソーシャル要素がない
フレンド・ギルド・ランキングなどのプレイヤー同士で交流・競争する要素がなく、自分のペースで気楽に遊べる。
ほとんど一人用ゲームと言って差し支えないが、人恋しくなった時にはゲーム攻略に必須の報酬が設定されていない*5対戦モード(コロシアム)や、交流なしで気楽に参加・協力し合えるマルチイベントに参加すれば他プレイヤーの存在をほんのり感じる事ができる。
7.ユーザー有志による攻略wikiがある
『メギド72』のメインコンテンツである戦闘(PvE)は全体的に難易度が高く、独自の戦闘システムも相まって完全に独力で攻略するのは骨が折れる。
しかしユーザー有志によって運営・執筆・編集されている「メギド72攻略wiki(有志wiki)」に充実した攻略情報が集積されており、難しいバトルでつまづいた時はいつも助けられてきた。
有志wikiなくして筆者が『メギド72』にハマることはなかったと断言できる。
※ネタバレ注意
メギド72攻略Wiki・トップページ
8.BGM(ハマった理由3位)
ゲーム音楽の素晴らしさはゲーム内のシチュエーションや効果音などの相乗効果によるところも大きいと考えているので詳述は控えるが、何度聴いても飽きない良曲・名曲が揃っている。
公式のギャラリーサイトでフルバージョンが(なぜか)無料公開されている曲も多く、ゲーム外で好きな時に聴く事ができる。ハマっている身としては「そこは全曲サントラとして買わせてもらえませんか?」と突っ込みたくなる。
※サウンド注意
メギド72公式アートギャラリーサイト La Vita(ラ・ヴィータ)楽曲アルバム一覧
9.シナリオ(ハマった理由2位)
メギド達の生まれ故郷である異世界メギドラルから侵略を受けて滅亡の危機に瀕した世界ヴァイガルドで、絶望的な状況に抗い破滅の未来を覆そうとする者たちの物語。誤解を恐れずざっくり言うなら異世界転生×変身ヒーロー群像劇。
序盤こそ「ちょっとハードな世界観の王道異世界ファンタジー」といった感じのよくある流れ*6だが、異世界ファンタジーでありながら諜報・戦記ものの要素を含んでおり、話が進むにつれてその場にいない敵と主人公たちとの知恵比べ(情報戦)が展開されるようになる。
初期のシナリオではタップ数制限*7に従ったと思しき妙に短いパートが散見されるが、物語の進行と共にどんどん字数が増えて読み応えが増していく。
「スマホゲームのシナリオは粗製乱造、あってもなくても変わらないもの」と思い込んでいた筆者は度肝を抜かれ、今では『メギド72』のシナリオ更新が人生の大きな楽しみのひとつになっている。
10.バトルシステム(ハマった理由1位)
バトルフィールドにランダムで出現する3種類のフォトン(≒コマンド)を敵と味方で交互に取り合って戦うドラフトフォトンバトルが文句なしに面白い。
特許取得済みの独自戦闘システムということもあって取っつきづらい部分もあるが、慣れてくると回避可能なザコ敵*8ですらドラフトフォトンしたさに戦うようになる(とても極端な例)。
敵は敵なりの狙いを持って場にあるフォトンを取ろうとする(強力な「奥義」を撃つために必要なフォトンを優先的に取る等)ので、自分が欲しいフォトンを取るだけでなく敵に使われたくないフォトンを先んじて取ったり*9、敵に危険度の低い技を使わせるフォトンをうまく押し付けたりするプレイングが重要となる。
AI戦(PvE)にも関わらず他人と対戦しているかのような感覚を味わうことができ、プレイ開始から3年近く経った現在でも未だに飽きが来ていない。
あとがき
書こうと思えばまだまだ書けるが長くなるのでここまで。
世にスマホゲームは数あれど、『メギド72』は奇跡的に筆者の理想にぴったり適合したゲームである。
スマホゲームなのでいずれサービス終了する事だけが残念な点だが、できる限り長くサービスが続く事を願ってやまない。
愛してるぜメギド72!
*1:公式サイトやアプリストアで確認できる正式名称は『メギド72』であり数字が全角表記となっているが、当記事では日常のならいとして半角表記にしている
*2:昨今増えている「アニメ調のイラストをそのまま3D化したかのようなモデル」ほどではないものの、ちょうどよい塩梅に「昔のゲームっぽさ」のあるビジュアルで筆者の好みに合っている
*3:ストーリー進行やイベントのクリア報酬として加入する「配布メギド」も多数いる
*4:その代わり「持ち技の汎用性」や「求められる役割に対するステータス不足」などで差がついている部分はある
*5:報酬がまったくないわけではなく「コロシアムで戦った回数」を参照するアイテム入手ミッションがある他、通算勝利数に応じて「コロシアムでの対戦中に使えるBGM」が解禁される
*6:人の命が鳥の羽根よりも軽く感じる程度には世紀末寄りの世界観。主人公が旅立つ目的も「主人公が住む村を滅ぼした怪物を探し出して仇討ち」。とはいえ決して悪くない内容である
*7:ケータイ・スマホゲームのシナリオ業界にかつて存在した(今もある?)という慣例。1話ごとのページ送りにかかるタップ数やクリック数が一定以下に収まるように、字数やパート数を抑えてシナリオを製作すること
*8:倒しても経験値などは手に入らない。基本的には単なる障害物
*9:カードゲームで「カット」や「ヘイトピック」と呼ばれる戦略