『メギド72』のゲーム内に登場するゲーム『ペリビット』のルール解説。
注意事項
当記事に掲載している「ペリビットのルール」は、筆者が『メギド72』のゲーム内シナリオで登場した『ペリビット』に関する説明を参考にしながら、2023年のエイプリルフールイベントで限定実装された『ペリビット』をプレイして確認できたゲーム上の処理を文章化したものであり、実際のルールと比較して不正確である可能性があります。
詳細で正確なルールをお知りになりたい方は、メインクエストの特定のシナリオを読むか、ゲーム中から確認できる「遊び方」をご参照ください。
▼ゲーム内のペリビットについてネタバレあり・タップで開く
メインクエスト『98話(ステラ・メトゥス)』の『1~4』と『6~END』でペリビットのルール解説と、実際のプレイ風景を見ることができます。
更新履歴
■2023年7月31日:「4.場に石を置く」について、「手札にあって場札にない石を置く」場合について記載。
基礎ルール
- プレイ人数:2人
(対戦者以外に進行役がいると望ましい) - 用意するもの
- 片面に3種類のマークがついた、平面かつ均一な形の石をマークごとに12個ずつ(計36個)。
- 3種類のマークを持ち、裏面からマークを読み取れない道具であれば何を使っても良い(例として「THE Foton」のフォトンカードなど)
- メトゥスを数えるマーカー
- 形や品は何でもよい。石っぽい形のものだと原作に近くなる。
数は多くとも23個あれば足りるはず。
- 形や品は何でもよい。石っぽい形のものだと原作に近くなる。
- 紙とペンなど、勝敗や獲得点数を記録する媒体
- 必須ではないが、これらの記録をプレイヤーが試合中に確認できるようにすると原作に近くなる。
- マーネとノクスの区別をつけるマーカー等があるとなお良い。
- 片面に3種類のマークがついた、平面かつ均一な形の石をマークごとに12個ずつ(計36個)。
- ゲームの目的
1回のゲームにつき3回行われるラウンドの中で「役(ムルタ)」を作り、役によって決まる得点の合計を大きくする。
用語説明
メギドラル語*1で表された用語のみ解説するが、メギドラル語としての意味は必要以上に解説しない。
- インシウス
ゲームの道具として使う「石」。
- レヴェラティオ
石(インシウス)の表面に刻まれた「マーク」。
3種類あるが「マークA/B/C」以上の意味*2はない。 - ベルム
赤いマーク。「戦争」の意。
- ナトゥラ
青緑のマーク。「自然」の意。
- ソキエタス
ピンクのマーク。「社会」の意。
- ムルタ
役札。プレイヤーが場から獲得した石。 - セルタミナ・サトゥス
石を場に置く時の合図。「戦闘開始」の意。 - コンクルスス
両プレイヤーが場に石を置いた時、位置が被ること。「衝突」の意。 - マーネ
表番。「朝」の意。
- ノクス
裏番。「夜」の意。
マーネとノクスが1巡して再びマーネ(表番)を迎えた時、場と手札の石を補充する。
- ルイナ
1ラウンド終了。「戦闘終了」の意。 - メトゥス
1回のラウンドで「回収された石の総数」を表わす数。
1ラウンドで12点溜まるとルイナとなる。
各ラウンドごとに、直前のラウンドで発生した余剰のメトゥスが繰り越される。
- ステラ・メトゥス
全ラウンドを通じて発生した余剰メトゥスの合計点。
第3ラウンド終了後の最終得点計算に用いる。
- ペリビット
このゲームの名称。ゲーム用語としては「ゲーム終了」を表わす。
「オマエは滅ぶ」の意。
ゲーム進行
- 場札のセッティング
進行役は全ての石(36個)を裏向きにして混ぜ、相対したプレイヤー同士の中央の場に5個の石を表向きで出し、プレイヤーから見て縦一列になるように並べる(場札)。残りの石は山札として裏向きのまま分けておく。 - 手札の配布
進行役は山札から両プレイヤーに裏向きの石を3個ずつ配る。
以降、両プレイヤーは石のマークが相手プレイヤーに見えないように石を保持する(手札にする)。
- 手札の交換
両プレイヤーは手札の石2個と引き換えに、進行役が山札から選んだ石1個と交換することができる。
交換のために提出された2個の石は裏向きのまま、進行役の手で山札に混ぜ込む。
交換の意思確認は「4.場に石を置く(セルタミナ・サトゥス)」で場に石を置く直前、進行役から両プレイヤーに対して同時に行う*3。 - 場に石を置く(セルタミナ・サトゥス)
両プレイヤーは手札から1個の石を選び、出した石と同じマークを持つ場札の向かって右側に置く。
置く動作は進行役の掛け声(セルタミナ・サトゥス)に合わせて、両プレイヤーが同時に行う*4。
手札にある石と同じ模様の場札がある場合、プレイヤーはいずれかの手札を必ず場に置かなければならない(パス禁止)。手札と同じ模様の石が場札になかった場合は出せる石を場札として必ず置く。
また、手札にあって場札にない模様の石を持っている場合、他に場札と同じ模様の石を持っていたとしても場札として場に置くことができる。 - 石を置いた後の処理
①回収
場に同じマークの石が2個以上揃った時、石を置いたプレイヤーは隣接した場札を全て回収することができる。
回収した場札はムルタ(役札)として表向きの状態で手札とは別に保持しておく。ゲーム中は両プレイヤーが常にお互いの役札を確認することができる。
②衝突
両プレイヤーが同じ位置に石を置いた場合は「衝突」が発生する。
衝突が起きた場合はどちらのプレイヤーも場札を回収できず、場札は場に置かれたままとなる。
以降、場に石を置いて「衝突」が起きなかった場合、①のルールに則って石を置いたプレイヤーが隣接した全ての場札を回収できる。
- マーネとノクス(および石の補充)
1ラウンドごとに奇数回の石置きをマーネ(朝、表番)、偶数回の石置きをノクス(夜、裏番)と呼んで区別する。
マーネを迎えるごとに、進行役は山札から「両プレイヤーの手札が3個になるように」石を配り、「場札が5個になるように」石を配置する。
- 石を回収した後の処理
両プレイヤーがそれぞれ回収した場札の数に応じて「メトゥス」を追加する。
石を2個回収した時は1点、4個以上回収した時は回収した場札と同じ点数を加算する。
メトゥスが12個以上になった時、1ラウンドが終了する(ルイナ)。
第1ラウンド開始時は0点、第2ラウンド以降は直前のラウンドで発生した余剰メトゥスを追加した点数から計算開始する。 - ラウンド終了(ルイナ)
メトゥスが12点以上になる、あるいは山札がなくなった場合にラウンド終了(ルイナ)となり、第1ラウンドを終了して得点計算を行う。 - 得点計算
得点表を参照し、両プレイヤーが獲得した役札の得点を計算する。
計算にあたっては、役札を使って作れる役の中で「最大の点数を得られる役」を必ず適用しなければならない。
得点が高かった方のプレイヤーが第1ラウンドの勝者となる。
- 余剰メトゥスの扱い
第1ラウンドでメトゥスが12点を上回っていた場合、余剰分の点数を初期メトゥスに加算した状態で第2ラウンドを開始する。
第2ラウンドでメトゥスが12点を上回った場合は第3ラウンドでも同じ処理を行うが、第1ラウンドの余剰メトゥスは第3ラウンドには影響しない。
全ラウンドを通じて発生した余剰メトゥスはラウンドごとの余剰メトゥスとは別個に集計しておき、第3ラウンド終了時に「ステラ・メトゥス」として最終得点の計算に用いる。
- ゲーム進行
進行役は手札・役札・場札を回収してよくシャッフルし、「1~10」に挙げたゲーム進行をくり返して計3ラウンドを行う。 - 第3ラウンド終了後の処理
第3ラウンドを終了して得点計算を終えた後、3ラウンド中2ラウンドで敗北したプレイヤーは残りの山札の中から「ステラ・メトゥスと同じ数の石」を裏返しのまま引き、1枚ずつ表向きにしていく(山札が足りない場合は引けるだけの石を引く)。
全ての石を表向きにし終わったら、第3ラウンドで得た石にステラ・メトゥスの石を加えて得点計算をもう一度行う。
両プレイヤーの戦績が引き分けだった場合は、ステラ・メトゥスの石を双方で分け合って得点計算を行う(奇数になる場合は切り捨てて分け合う)。 - 勝敗の決定
ステラ・メトゥスを加えて再計算した分の得点を加えて、3ラウンド通しての合計得点が高かったプレイヤーの勝利となる。
得点表
得点の計算にあたっては、獲得した役札を使って作れる役の中で「最大の点数を得られる役」を必ず適用しなければならない。
プレイ動画
※音量注意
エイプリルフールの対ブネ戦。ゲーム開始~最終リザルトまで。
関連記事リンク
2023年のエイプリルフールでペリビットが期間限定実装された際の記事。